看取るということ⑦〜看取りの辛さ〜
- 2023.04.19
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- 保護犬, 家族, 老犬
看取るということ⑦〜看取りの辛さ〜
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近年、動物の医療や食事は日々進化しています。
犬や猫の平均寿命も伸び、昔は治らなかった病でも
治療法が見つかっているケースも多く見られます。
そういった進歩は本当に嬉しい反面、
『動物福祉』という観念だけが取り残されているようにも感じます。
皆さんはよく命を迎える覚悟…
なんて言葉を耳にしたことが一度はあるかと思いますが、
『覚悟』なんて言葉は、とても曖昧で、基準がないものです。
手放す方の肩を持つ気はもちろんありませんが、
寝たきりが続き、夜鳴きが続き、睡眠時間も体力も奪われます。
そうなると人は物理的に、余裕がなくなり、
正確な判断ができなくなることがあります。
人間の育児や介護の現場でも同じ現象が起きていますよね。
実はそういった人たちからの相談は、
私のDMにも多く寄せられています。
辛いことを辛いと言うことのできない現状があります。
辛いと声に出すだけで、『覚悟』や『責任』という言葉が重くのしかかってきてしまうのです。
中には、話をしただけで気持ちの整理ができて
『明日からまた頑張ります!』と言ってくださる方もいます。
看取ることは家族として当然の義務だと私は思います。
その義務や責任が果たせるように、多くの方が
『動物福祉』について目を向けてくれますように。
次回、可愛い可愛い福くんのお話しに戻ります〜!!
おまけ
撫でられて気持ち良さそうな福くん^^
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